祇園八坂神社

大崎市古川中島町(平成19年7月29日)

この神社は、古川第三小学校の西150m程の辺りに鎮座しております。

参道入り口に立つ一の鳥居。境内入り口とは300m程も離れているでしょうか。社号標には「日本三社之一宮 大崎之郷総鎮守 祇園八坂神社」と書かれています。

朱雀天皇の御宇、天慶3年(936)、下野押領使、藤原秀郷公、東夷征討の武運長久を祈願する為神人行者三神安季に命じ、京都祇園社よりこの地に御分霊を勧請し、祇園牛頭天王社と命名。京都祇園、鳥取祇園と共に日本三祇園の一社とす。これが本社の起源であります。(境内由緒書より)

参道途中に立つ二の鳥居。右手が神社境内。社殿はこちら側に背を向けるように建っています。現在の住所は古川中島町ですが由緒書きの旧住所は古川市稲葉字金五輪となっています。そして現在、金五輪は神社の東側に広がっています。嘗ては現在より社地も広かったのではないでしょうか。

社号標と神社入り口に立つ三の鳥居。

四の鳥居と、その前に控える狛犬。赤いあぶちゃんが可愛い。

前足が左右揃っています。所謂仙台型ではない。しかしとても出来の良い一対の狛犬です。拡大写真はこちら。

建立年代は不明ですが、奉納者が名のみですので、江戸時代と思われます。

神門。

神門奥に控える狛犬。関東では時々見かける獅子山だが、東北地方では珍しいのではないでしょうか。拡大写真はこちら。

(昭和2年(1927)7月15日建立)

拝殿。

本殿。

不動尊 金毘羅大権現

境内の雰囲気。