荒雄川神社

大崎市鳴子温泉鬼首久瀬3 (令和5年7月22日)

東経140度39分42.46秒、北緯38度47分24.82秒に鎮座。

この神社は、JR陸羽東線・中山平温泉駅の北7km程の辺り、久瀬の街外れに鎮座しております。

御祭神 大物忌神

由緒
当社の創祀年月明でないが、往古より荒湯(雄)川の水源に立つ大石2個(1個高さ9尺8寸、巾10尺8寸。1個高さ18尺5寸、巾9尺3寸)をば荒黄河大物忌命(或大物忌石)と奉称し尊崇していた。荒雄川流域36ヶ所に社殿を営み以て神霊の怒を鎮め奉った。よってこの社を36所明神とも称えて来たのである。天文年中羽黒派修験不動院(開山民部坊寿安)奉仕二世清元の代天正年中藩祖政宗岩手山在城の折若水桶及柄杓等を献じて尊信し同院に4貫50文の祭祀料を寄せた。明治5年社宇荒廃したので今の地に移祀し奉る。同8年5月村社に列格。大正10年2月供進社に指定された。氏子380戸(久瀬、小向、川東、原、田野、中川原、軍沢、寒湯、岩入、蟹沢)封内記に上宮村(今岩出山町池月字上宮)に36所、明神を載せ上宮村なるを式内社としている。思うに鬼首なるは奥宮(獄宮)で上宮なるは里宮(36所明神の1)であろう。祭神大物忌神とせるは社伝に従い、社号川の字を河に改めたるは延喜式によった。
宮城県神社庁公式サイト より。

参道入口

参道と社号標

参道と割拝殿

拝殿

拝殿内部

本殿覆屋


荒雄川神社拝殿南側に境内社である主馬神社が鎮座している。祭神として明治天皇の御料馬である金華山号を祀る。
金華山号は明治2年(1869年)鬼首の生まれで、幼名は「起漲(きちょう)」、栗毛のオス馬だった。明治9年(1876年)の明治天皇の奥羽地方巡幸の際、天皇の目に止まり御料馬に召し上げられ「金華山号」に改名した。
明治28年(1895年)に金華山号は老衰で死去した。金華山号を特に寵愛した明治天皇の意向により剥製にされ、聖徳記念絵画館に安置されている。
ウィキペディア より

主馬神社鳥居

主馬神社社殿

金華山号


八幡宮

末社