諏訪神社

名取市愛島北目石沢34(平成19年7月25日)

 この神社は仙台空港カントリークラブの南東約300mに鎮座しています。境内が少丘陵の上にあり、参拝するには入口から10分位の石段登りの苦行が待っていますが、手入れの行き届いた杉林の中、苔むした石段を眺めながら、途中には狛犬が居たり百合の芳香が漂ってきたりと、変化に富んだ行程で余り疲労は感じません。境内も掃除が行き届き、涼やかな風に吹かれて気持ちの良い参拝が出来ました。

 御祭神:健御名方命
 例祭日:4月第3日曜日
 境内社:雷神社
 由緒:元亀の変の恩賞に亘理元宗・重宗父子が、名取郡の内笠島村と小川村を伊達藩主・輝宗より拝領し、配下の者を移住させて現地を管理させました。この時、亘理の小山鹿島神社神主・高橋氏の一族を、北目部落の諏訪神社神主として移住させました。(「伝えたい 残したい 名取百選」より)

神社入口 参道に咲く百合の花
一の鳥居奥にいる昭和35年生まれの狛犬
阿は玉を子狛を持ち、吽はお腹の下に連れています。ライオン型の狛犬ですが、手彫りで丁寧に造られています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和35年(1960)旧7月27日建立)
石段の参道は、まだまだ後10分ほど続きます。
参道途中の二の鳥居 境内下の明るく開けた斜面には、
百合の群落があり、芳香を漂わせていました。
境内下の石段の左右には狛犬がおり、
入口には横に広い神門が建っています。
境内下の石段の左右に居る明治17年(1884)生まれの狛犬
先代さんを真似たのでしょうか?上向きの顔が潰れ気味で耳が大きく垂れ、鬣、尾、体型もシンプルな造りの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治17年(1884)7月26日建立)
境内入口の横広の神門 鐘楼
拝殿
本殿覆い屋と本殿
境内社・雷神社
天照公大神宮、古峯神社などの碑と末社