紫神社

宮城郡松島町高城明神3-4(平成19年7月22日)

 この神社は国道346号線・高城信号から西に入り豊北本線を越え300m程進むと右側に鎮座しています。前面は広い駐車場で背後の小高い丘の上の、豊かな鎮守の森の中に境内があります。朱に塗られた社殿は未だ新しく綺麗で、神仏混淆の時代の名残の「紫雲山」の額が掲げられています。境内社も多く、比較的古い狛犬が居ました。

 御祭神:天御中主神、建御名方神、軻遇突智命、天照大神、家津御子命(素盞鳴命)、應神天皇
 由緒:駐車場脇の石碑には、「この社は松島町の総鎮守で、平安時代の第53代・淳和天皇の天長年間(824〜833)には、海岸部の蛇ヶ崎梨木平に鎮座し、松島明神または村崎明神とも称しました。第80代・高倉天皇の治承4年(1180)、現在地に遷座し、現社名に改称しました。。これはこの年源義経が武運を祈願するためこの社を訪れた時、藤の花の満開の紫雲山にちなみ、村崎を紫と書き換え、紫神社と改めたものと伝わっています。」と書かれています。

神社入口
石段の参道
石段右下の古峯神社碑 石段右下の境内社・多賀神社
石段上の宝暦3年(1753)生まれ、はじめタイプの狛犬
縦置き、阿吽共に角付きで猿顔気味です。鬣は短く、頭頂部は細かなパンチパーマ、下半分は縮れ毛のストレート。尾は一本で上部できのこ雲のように広がっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(宝暦3年(1753)6月19日建立)
社殿 社殿に架かる額「紫雲山」
福寿虚空蔵尊 鐘楼
境内左側の境内社入口 境内社・八幡神社
境内社・天神社、紫石