石神神社

宮城郡利府町沢乙(平成19年7月22日)

 この神社は秋葉台団地の南の砂押川左岸から入っていくのですが、近くの深山神社と間違って探してしまったところですので、場所の説明は良くできませんし、地図に記載もありません。
 入口は住宅に入って行く様な感じですが、左手に朱の鳥居が見えたので入ってみました。参道は右側が鬱蒼とした森で、獣道のような細い道が微かに続きます。心細かったのですが、道は続いているので7〜8分恐る恐る進んでいくと、前方の森の中に小さな鞘堂が見えました。石の御神体が祀られていましたが、暫くぶりの人間だったのでしょう、撮影の間中ヤブ蚊がブンブンと纏わり付いて居心地の悪いこと悪いこと、申し訳なかったのですが手を合わせるのもそこそこに退散させて頂きました。
 由来には「今から約400年前の天正時代(1590)の頃、村落に難病が流行し、幾多の犠牲者が出ました。当時山仕事に従事していた者が、当地にお地蔵様に良く似ている石を発見し、藁をも掴む思いでその石に願をかけ、小石を石体に擦りつけ一回ごとに嘗め、それを三回繰り返し、その石を病者に嘗めさせたところ快方しました。以来その石を「石神様」と称し、秋には祭りを行っています。」とありました。

神社入口 ハイキングコースの様な階段
参道に建つ朱の靖国鳥居 参道の様子
鞘堂 お地蔵様に良く似ている石の御神体
由緒