深山権現社

宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜八ヶ森 (平成26年8月4日)

東経141度04分15.45秒、北緯38度18分59.11秒に鎮座。

この神社は、七ヶ浜半島の北端、多門山と呼ばれる標高56mの山頂付近に鎮座しております。

御祭神 被葉衣観音

由緒
昔、代ヶ崎の浜に、見かけたことのない、みすぼらしい女の修験者がやって来た。飢えと寒さで途方に暮れている様子を見、浜のある人が気の毒に思い、お世話することを申し出た。修験者は大喜びでその申し出を受けたが、「庭(土間)の片隅でええがら」と言って、そこから離れようとせず、温かい食べ物や着物を差し出しても、どうしたわけか固辞して受けようとしなかった。
日が経つにつれて体も回復し、家事や田仕事まで手伝うようになった。家の人達は不思議に思って、その修験者の行動を注意してそれとなく見ていると、流し口の布袋をさげて、たまったものを食べているようであった。
その家の主人がおかしい人だと思ってある晩、そっと起きて庭の片隅を除いて見たら、修験者が仏の姿になり、後光がさしていた。
ところが朝になってみると、仏の姿は消えていた。そしてその仏の像を造り、被葉衣観音と名付けて多門山の一番高い所に祀ったという。
境内由緒書き より。

境内

覆屋

神額

社殿

被葉衣観音


阿耨観音

深山権現 石祠

松島湾に浮かぶ馬放島