須岐神社

黒川郡大衡村駒場字宮前4(平成19年7月26日)

 この神社は4号線の大衡町河原交差点から、県道16号線で東へ3kmほど進むと左側に鎮座しています。そんなに広くはない社地ですが、入口の感じも、又、境内・社殿もとても良く整えられ、大変綺麗で気持ちの良い神社でした。

 御祭神:素盞嗚尊
 例祭日:5月3日
 由緒:延喜式神名帳記載の黒川郡四社の一社で、始め西方の宮高森上に鎮座していましたが、建久2年(1109)に地頭児玉弥太郎がここに遷座して、赤崎大明神と称し椚千本を植え神境としました。中世も領主たちの崇敬が篤く延享3年(1746)藩主・伊達宗村公は疾病平癒祈願のため社参したといわれ、終始一貫して地方の名社として存続し、明治6年郷社となりました。
 社殿は江戸時代中期宝暦10年(1760)に神主斎藤能登守の時に新築造営され、本殿は流れ造りこけら葺きですが今は覆屋がかけられ、拝殿は入母屋造、長床は寄棟造で大正13年に再建されました。

社号標「式内社 須岐神社」 神社入口
入口の年代不明の仙台狛犬
縦置きで阿吽共に角が付き位置が反対です。内側前脚が後に引かれ、後ろ脚と付いています。滑らかな体表で、優雅な姿の良い狛犬ですが、あちこち損傷が見られ残念です。
狛犬の拡大写真はこちらで
長床
拝殿
拝殿内の様子

本殿覆い屋 鐘楼
長床から入口を振り返る