八雲神社

栗原市一迫町字川口沢山(平成19年7月28日)

この神社は、金田小学校の西500m程の辺りに鎮座しております。由緒書きは無く詳細は不明ですが、道が分からず、地元の方にお尋ねしたところ、八雲神社では通じず、「天王さん」と親しみを込めておっしゃていました。明治まで、牛頭天王を祀っていたのを、須佐之男命に換え、神社も八雲神社としたようです。

典型的な円郭をもつ山城跡で、狩野修理(かりのしゅうり)の居館跡といわれている。郭のうちには八雲神社がある。

御祭神 素戔鳴命
この神社は、「安永風土記」書き出しに牛頭天王・川口館・文七郎先祖内匠俊信の代に勧請と伝えられているが、年月は不詳と記されている。
又、慶応五年(1652)に、御堂が甚だ零落してしまったので、羽黒山より権大僧都和光院がおいでになり氏子と共に斧をふるって建立したとあある。
現在地に祭られる以前は、洞林寺の後にある天王沢にあったと伝えられている。
祭日 旧六月十五日
一迫町教育委員会

因みに洞林寺は八雲神社社殿の東側100m程の辺りにあります。

神社入り口。

一の鳥居の前に控える狛犬。仙台型とは違い潰れた顔でこちらを見ています。

前足の内側を引いていますが、およそ仙台型とは思えない逞しい足です。顔も笑えるほど潰れています。拡大写真はこちら。

鳥居を潜り、ハイキングコースのような山道を進みます。

山道を行く事15分程でしょうか。

汗ばむ頃境内到着です。

本殿。

青面金剛童子碑。

参道を下り始めると、カモシカがこちらを伺っています。確かに我々は胡散臭いところがあるので致し方がないのかも知れません。