瀬峰八幡神社

栗原市瀬峰横森前144(平成19年7月27日)

 この神社はJR東北本線・瀬峰駅の北1.4km、県道1号線と29号線の合流地点より一本東の一般道に面して鎮座しています。参道は二の鳥居までは一般道と平行しており、二の鳥居からが如何にも社地という感じで、鎮守の杜の中を歩くことになります。境内入口となる綺麗な長床の前には枝振りの良い赤松のご神木が存在感を見せ、境内はとても手入れが行き届き綺麗に整備され、正面最奥に拝殿、本殿が建立されています。すぐ右手には本宮八幡神社参道という案内が建ち、参道の奥に昔の社殿なのでしょうか? 石祠が建っています。神社の案内板がQ&A形式で分かりやすく書かれているのが面白く又分かりやすく、今風でとても良いアイデアだと思いました。

 御祭神:誉田別命、国常立命
 例祭日:10月15日
 境内社:山神社
 由緒:康平5年(1063)、前九年の役で鎮守府将軍・源頼義・義家父子が戦勝を祈願して、京都の石清水八幡宮から分霊を勧請し創建しました。その折、清原氏の援軍を受け、大軍を遠望した事から「勢見峰」の地名が起こり、後に瀬峰と変化しました。治暦4年(1068)頼義は礼願として社殿造営を行いました。仁安3年(1168)藤原秀衡が、永徳3年(1383)大崎隆兼が、慶長16年(1611)伊達政宗が改築を行いました。現社殿はこの時のもので、町内で一番古い社殿建築物です。

社号標
「村社 八幡神社」
道路端の神社入口
鳥居の社額「瀬峰八幡神社」
神社入口と二の鳥居 ご神木
参道に咲く紫陽花と碑
長床 境内の様子
拝殿
拝殿内の様子

本殿 境内社・山神社
「本宮八幡神社参道」案内 本宮八幡神社参道
本宮八幡神社の石祠