白山神社

栗原市金成小迫山神77 (平成25年7月31日)

東経141度04分07.41秒、北緯38度48分40.60秒に鎮座。

この神社は、JR仙石線・東矢本駅の北西3km程の辺り、186号線より北に入った山中に鎮座しております。明治の初め神仏分離令により、神社と寺は分離させられたと思い込んでおりましたが、ここは参道に観音堂が建ち、勝大寺の開山千二百年祭記念碑も立っています。観音堂には十一面観音を本尊とし、背後の山上には、十一面観音の垂迹である白山神を祀るという、神仏混淆の状態にあるようです。地図を見ると、勝大寺は当社の南東200m程の所にあります。

祭神 菊理比盗_・伊弉諾尊・伊弉冉尊

「小迫の延年」(おばさまのえんねん)
遠く平安の昔、延暦23年(804)坂上田村麻呂は奥州の蝦夷平定の際、白山神社に戦勝の祈願をなし、その帰途勝利の奉賛として境内に観音堂を建立したと伝えられる。
その後源頼朝が平泉の藤原泰衡を討っての帰途この地に立ち寄り御礼として流鏑馬の一種と思われる那須与一の扇の的を射る野祭を行った。それが平泉藤原時代の延年の舞と習合して今に伝わり、小迫祭り(小迫の延年)になったと伝えられる。・・・・・
栗原市教育委員会

参道入口

一の鳥居と神額
正面を向き吽は宝珠を乗せています。拡大写真はこちら。
(文久2年(1862)壬戌建立)

手水舎

左手は観音堂、右手高所が白山神社。

二の鳥居

参道

拝殿

拝殿内部

本殿


観音堂

石仏

石祠等

境内に咲く百合