金蛇水(かなへびすい)神社

岩沼市三色吉水神7(平成19年7月25日)

 この神社は県道39号線・岩沼仙台線のハナトピア岩沼から西に入り600程進むと突き当たりに鎮座しています。神社前には大中書城が完備され、毎年5月10日から25日まで行われる例祭は「花まつり」とも呼ばれ、1300株のボタンが咲き競う牡丹園には、多くの参観者が訪れる様です。鳥居を潜り参道を進むと、左手には境内社・金蛇弁財天社が祀られ、境内の正面には赤い屋根を持つ立派な社殿が建ち、背後は猪倉山へと続く丘陵地帯で、とても清々しい閑静な佇まいをみせる神域でした。崇敬者も多いようで、境内のあちこちに蛇紋石や祈願奉納白蛇、霊木等の奉納が見られます。

 御祭神:水速女命、大己貴命、少彦名命
 例祭日:元旦祭・1月1日、春季例大祭・5月15日〜21日、牡丹祭り・5月10日〜25日、金蛇水弁財天例祭・7月第1日曜日、秋季例祭・10月第3日曜日
 由緒:創始年代は不詳ですが、平安時代中頃一条天皇の御世、京都三条の刀匠小鍛冶宗近は、天皇の御佩刀を鍛えよとの勅命を受け、名水を求めて諸国を遍歴してこの地に至り、水神宮のほとりを流れる水の清らかさに心をうたれました。早速、神宮に神恩を請い、遂に宝刀を鍛え上げることができ、そこで宗近は神への感謝のために雌雄一体の巳の姿を献納し、都に帰りました。以来これを御神体と崇め、御社名も金蛇水神社と称するようになったと言います。(金蛇水神社公式HPより)

社号標 神社入口
境内社・金蛇弁財天社
境内入口の様子 ご神木と古峯神社碑
社殿
信者さんから奉納された蛇紋石
祈願奉納白蛇 霊木
社殿前から振り返る 絵馬