熊野神社

石巻市鮎川浜伊勢下1-43 (令和5年8月7日)

東経141度31分01.09秒、北緯38度17分33.17秒に鎮座。

この神社は、鮎川港駐車場から2号線を突っ切りそのまま直進すると、坂の途中左側に鎮座しています。石段を上がると、明るい境内中央奥に大正9年生まれの狛犬が護る拝殿が建ち、左側には神楽殿、右側には公民館が建っています。又、捕鯨の銛の様なものが奉納されていました。

御祭神 家津御子神・天照皇大神・素戔鳴命

由緒
本社開発当初より村民挙って信仰を続けていたが、社殿破損せるをもって元禄10年これを再建し社頭を整備して翌11年新に紀州熊野より御分霊を迎えて祀ると伝える。(社伝、口碑)明治7年4月村社に列す。大正3年同黒崎の五十鈴、八雲の両社を合祀する。
宮城県神社庁公式サイト より。

参道入口

神額

参道

捕鯨用の銛。流石捕鯨の町。日本もIWCを脱退したのだから捕鯨を再開しても良さそうだが、資材や人材が既に無いのでしょうか。

拝殿

拝殿前の狛犬。縦置きで阿吽の位置が反対の、すらりと姿勢良い狛犬です。阿には子狛が居ますが、親の手は微妙に浮き、子狛は玉で遊んで居ますが、非常に丁寧に造られています。大正生まれの狛犬は期間も短いせいもあるのでしょうが、数が少なく、これはその中でも出来の良い狛犬だと思います。拡大写真はこちら。

(大正9年(1920)8月15日建立)

本殿

本殿の屋根に居る瓦材の狛犬。これも阿吽が反対位置ですが、笑ってしまうほど大口でユーモラスな可愛い狛犬です。今まで色々な屋根上の狛犬を見てきましたが、この子達が屋根上面白狛犬のトップに躍り出ました。


御輿殿