伊去波夜和氣命(いこはやわきみこと)神社

石巻市大宮町37 (平成25年7月30日)

東経141度21分58.91秒、北緯38度24分44.96秒に鎮座。

この神社は、JR石巻線・渡波駅の南500m程の辺り、渡波港に近い街中に鎮座しております。陸奥國牡鹿郡、伊去波夜和氣命神社に比定される式内社ですが、石巻市水沼の伊去波夜和氣命神社も論社の一つであるようです。

御祭神 伊去波夜和気命

猿田彦神、武甕槌神、経津主神、天照皇大神、倉稲魂命(豊受大神)の五柱、これらの神々の総称が『伊去波夜和氣命』だという。

いつの創祀か明かでないが、延喜式所載当郡十座の一で、古く字岡の地に鎮座あり、後、寛政8年今の地に遷祀申しあげた。後水尾天皇の寛永年中大明神の号を受け、宝暦12年には神祇伯白河三位卿は郷邑(根岸村)氏瀬左門なる者に命じて宮職とし、ここに津田長門と改名したと伝える。(社伝、封内風土記)俗に浜大明神、又は?竈明神と呼ぶが式内社の故を以って明治初年現社号をする。明治7年4月村社格加列。
宮城県神社庁公式サイト より

参道入口。大震災の傷は未だ癒えてないようです。

社号標

鳥居の残骸。津波で倒壊、未だ復興途中のようです。

神社全景

境内

参道脇、一体だけの先代狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

前脚をずらすのが仙台形かと思っていました。拡大写真はこちら。
(大正5年(1916)7月10日建立)

神額

拝殿内部。額の文字は「濱大明神」。

本殿


八雲神社

氏神社

祖霊社 奉建
先の東日本大震災にて身罷り給いし方々の御霊をお祀りし御心安らけく鎮まりませと永久に祈奉る処、
自然よりの教訓を思い出す標として結成五十周年に当り祖霊社を建立す。京都東ライオンズクラブ

石碑

苅萱不動

石祠 苅萱不動