日高見神社

石巻市桃生町太田拾貫壱番73 (平成25年7月30日)

東経141度16分58.29秒、北緯38度33分07.96秒に鎮座。

この神社は、三陸自動車道・桃生豊里ICの南東1km程の辺り、30号線より少し西に入った所に鳥居が立っております。周りに民家は無いのですが、参道脇には老人憩いの家「日高見荘」があり、地域の拠り所となっているようです。

祭神 天照大神・日本武尊・武内宿弥

「続日本記」によれば、宝亀十一年(780)「百済王俊哲等が賊に囲まれ桃生・白河等の郡神十一の社に祈る」がこの神社の初見で、桓武天皇の延暦二十一年(802)正五位上勲五等に叙し、続いて三代実録の貞観元年(859)の「陸奥国日高見水神に従四位下に授く」とあるので往古は北上川の河神ではなかったかと旧「桃生村誌」は記している。
御冷泉天皇の康平歴(ママ)年中(1058〜1069)、源義家が貞任討伐の折、神殿を造営して武内宿弥を併祀し、祭田を寄進した。
社殿は、永正八年(1501)山内首藤、葛西の合戦の折、兵火に罹って焼失し、宝永年間(1704〜1710)に再建された。現在の社殿は、拝殿・ 幣社・本殿とも昭和四十五年に改築された神明造りである。
延喜式内社奥州百座中・桃生郡六座の一つとして社格を誇り、古くから遠近の信仰を集めてきた日高見神社は、この百社中所在地も明確で郡内六座の筆頭である。
境内由緒書き より

参道入口

鳥居 神額

参道と狛犬

前脚を僅かにずらしたしぐさが可愛い仙台狛犬。拡大写真はこちら。
(文久3年(1863)癸亥9月19日建立)

源義家が貞任討伐の際、義家が身を隠して敵の追撃をのがれたといわれる、御神木の欅。

このような虚に隠れたのでしょうか

参道

拝殿

本殿


不明の末社

八幡神社