田乃家(たのえ)神社

度会郡玉城町矢野 (平成26年5月11日)

東経136度36分26.65秒、北緯34度28分24.56秒に鎮座。

この神社は、JR参宮線・外城田駅の南南東2.5km程の辺り、低い丘陵の杜の中に鎮座しております。

御祭神 大神御滄川神

内宮の摂社27社のうち第5位である。内宮摂社の中でも格式の高い神社である。神体は鏡である。
祭神は大神御滄川神(おおかみのみさむかわのかみ)。農耕者と家の守護神である。「大神」と名が付いているのは、皇大神宮の祭神・天照大御神の神徳がこの地域に及び定められた神社であることに由来する。度会延経は、「大神御滄川神」の滄を「うみ」と読み、天照大御神の和魂であり、水霊であると解釈した。
社名の「田乃家」(たのえ)は、「田の上」という地形説、「田邊郷」という地名説、「田戸」(公田のそばに住む人々の代々の田や戸)説がある。木本雅文は『式内社調査報告』において地名説には疑義があるとし、「田の上」説と「田戸」説はどちらが正しいか検証できる史料がないと述べている。また、『皇大神宮儀式帳』に記載のある社名「田邊神社」から文字通り田のほとり・近く(辺)にある神社とも解釈できるとした。せんぐう館のウェブサイトや『伊勢神宮に行こう』では、「田戸」説のみ紹介している。
御巫清直は「田邊神社」と「田邊氏神社」(氏神社、内宮禰宜を務めた荒木田氏の祖先を祀る)を同一視しているが、木本雅文は両神社の所在地や祭神が異なることから明らかに別の神社であると考えられると述べている。一方、和田年弥は『日本の神々』の田乃家神社の項で以下のように記し、「田邊神社」と「氏神社」を同一視している。(以下の「当社」は「田乃家神社」を指す。)
田辺は皇大神宮を奉斎する荒木田氏の本貫地と推定されており、「氏社」あるいは「氏神社」とも称されるように荒木田氏の祖霊を祀る当社は、数ある神宮の摂末社のなかでも特異な存在である。
ウィキペディア より

遠景

参道入口

参道

境内

社殿