川併神社

津市久居元町2099 (平成26年5月11日)

東経136度28分14.49秒、北緯34度39分58.06秒に鎮座。

この神社は、近鉄名古屋線・久居駅の南西1.5km程の辺り、久居の街中に鎮座しております。

御祭神天忍穗耳命・天之菩卑能命・天津彦根命・活津日子根命・熊野久須毘命・多紀理毘売命・市杵島比売命・多気都比売命・建速須佐之男命・天照大神

由緒
当社は式内社に列せられているが、創祀は詳かではない。当社には寛永2年(1625)3月29日を最古として江戸時代の棟札を25枚伝えるが、その寛永2年(1625)のものに「野辺惣社」とみえ、久居城下設置以前、当寺の村域の氏神であったことが知られる。
戦国時代、荒廃に帰していたが、寛永元年(1624)に工を起し、同2年現在の本殿が造立され、また同7年には山城国宇治郡木幡神社より八王子を勧請して配祀された。また拝殿は元禄4年(1691)の造立で、久居藩主参列のもと盛大な完成式典が斎行された。
明治6年(1873)には村社に列せられ、同44年(1911)には各支郷の神社を合祀して現在に至っている。
境内由緒書き より。

神社全景

一の鳥居と社号標

二の鳥居

三の鳥居

拝殿

拝殿内部

川併神社本殿のつくり
この神社の本殿は当地方には稀に見る古風な一間社春日造の様式を伝えている。正面虹梁の上の蟇股には霊亀が波に浮ぶ文様を刻し、その両端には神獣に擬した象鼻を配するにあたり、拝者として自ら襟を正しめる。元来この様式は切妻造の本殿に向拝を付けたものであるが、両者を繋ぐに虹梁を用い、その上に大瓶束を置いて桁をうけ、また、海老虹梁を併用し、背面にも大虹梁上に壮大な彫刻をつけた大瓶束を立て、棟木を受けている。軒裏は総じて賑やかに作られ、円柱上出組の間には風変わりな束を立て、また、軒支輪を具えている。素木造の森厳さに加えて華麗な彫刻が到るところに用いられ、作者のなみなみならぬ苦心の程が察せられるのである。

華麗な彫刻が見えません。作者のなみなみならぬ苦心の程が察せられません。

本殿の狛犬


稲荷神社

神宮遥拝所

御神木

人生訓