伊蔵神社

津市安濃町粟加1255 (平成23年11月20日)

東経136度26分35.99秒、北緯34度46分8.79秒に鎮座。

【神社情報・Rumarin&Saiseiさんより】
安濃局から南へ450m程の十字を山の方へ入っていくとあります。行き方を説明するのは難しい場所です。
祭神は稚日女尊、御年大神です。中勢地方によくある素朴な田舎の鎮守という感じですが、少し変わった造りの本殿のおかげで凄い神殿狛犬を間近で拝むことができます。この狛犬は本殿扉のすぐ前にいて、神様をすぐ側で守っています。その座り方と前足の異常な長さのせいで、狛犬というよりは何か妖怪の類いといった姿風貌です。尻尾や祭神名をみると、猿ではないのでやはり狛犬なのでしょう。瓦製で、同じく瓦製の土台まであり、そこには伊蔵大明神、承応二年癸巳正月吉日、伊勢列安濃野粟加村 海墅作兵衛寄進」とあります。(住所氏名は間違っているかもしれません)面白いのは阿が「大明神」なのに対し吽は「太明神」となっている所です。(将棋の王と玉みたいなものなのでしょうか)この古さで保存状態がよく、しかも間近で見られる狛犬はとても珍しいので、是非これからも氏子の方々には大事にしていただきたいと思います。

入口。左は正全寺、右が神社。

神社前

社標 永代献灯

鳥居

石段

拝殿

拝殿内部

本殿

本殿内

異形の狛犬。拡大写真はこちら。
(承応2年(1653)癸巳正月吉日建立)