家城(いえき)神社

津市白山町南家城414 (平成26年5月10日)

東経136度19分29.22秒、北緯34度37分30.70秒に鎮座。

この神社は、JR名松線・家城駅の東北東400mkm程の辺り、出雲川を背に南向きに鎮座しております。

御祭神菊理比当ス・迦具土命・応神天皇・速玉男命・建南方命・天忍穂耳命
合祀神須佐之男命・木花咲屋姫命・宇迦御魂命・大日孁命・大物主命・天照皇大神・大己貴命・少彦名命・倉稲魂命・埴安姫命・火産霊命

由緒
往昔、家城村の住人家城与左衛門の息子で円乗坊という高僧あり珍徳上人という。天文22年(1553)正月24日の夜、「明年2月加賀白山は火災で焼失してしまうから、それまでに天照大神のいます地に移りたい。」という夢のお告げを感じ、北斗七星が南方の空に点々と輝くのを見た。円乗坊は夢告にこたえてすぐにも加賀へ行きたいと思ったが、北陸は雪のさなかであるので雪が少なくなるのを待って、3月上旬、白山に詣でて七日七夜の祈願をこめた。七日目の夜、神様のお告げがあり、翌朝みると笈の中に御幣が7本立っていた。これこそ霊夢の験であると感じて、神前にぬかずいて後、笈を背負って帰国の途についた。故郷へ立ち寄って年老いた母にあうために家城の近く雲出川の瀬戸ケ淵の岸で路傍の石に笈をおろし暫し疲れをいやしていた時、にわかに笈が前後にゆれ動いて中から七羽の白鷺が飛び立った。白鷺は神の使者である。それが七羽というのは、さきに霊夢で見た南方に輝く北斗七星と同じ意味であると感じて、その七羽の白鷺がおり立ったところへ白山神社を建てようと念願した。白鷺がおりた所は小倭の風神の森、井生川口の境、ハ対野、山田野、家城、竹原、飯福田の七ケ所で、この地に同時に社殿の建立にとりかかった。そして、加賀白山の御分霊を奉斎したと伝えられている。白鷺三様伝説、これは、「白山妙理大権現本記」による伝説をもとに作成しました。「山雄田興廃記」による説、「勢陽雑記」による説もあります。白鷺伝説を基にした”七白山めぐり”(津市教育委員会後援)の一社である。
三重県神社庁公式サイト より

参道入口と一の鳥居

二の鳥居

三の鳥居

拝殿

幣殿

幣殿両脇の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)
隙間で窮屈そうな狛犬
(年代不明)

本殿


末社

末社を護る狛犬。拡大写真はこちら。
(安政5年(1858)建立)

末社社殿

皇大神宮遥拝所 皇居遥拝所

石祠