都波岐神社

鈴鹿市一ノ宮町 (平成17年3月26日)

 地図には都波岐神社と書いてありますが、都波岐神社と奈加等神社と書いた石碑が建っており、正確には「都波岐奈加等神社」というのだそうです。都波岐神社は延喜式にも名を連ねる古社で伊勢国の一宮、現在は奈加等神社が相殿して祀られています。
 創建は雄略天皇23年(479)に伊勢国造・高雄束命(猿田彦大神8世の孫)が、河曲郡中跡里(現一ノ宮町)に都波岐神社と奈加等神社の二社を造営したのが始まりといわれ、御祭神は、都波岐神社・猿田彦大神を、奈加等神社・天椹野命 、中筒之男命の二柱を祀っています。

髪はふさふさ体は細めと羨ましくなるような狛犬一対。

社殿はコンクリート、平成10年に建てられたものです。杜も若い感じです。旧拝殿が不審火により消失したことから、境内も影響を受けたのでしょうか。

均整のとれた体つき、彫りも悪くありません。優れものの一品。

本殿は木で作られた神明造りですが、
とっても見ずらい。

(大正6年2月建立)

神社入口

(大正4年9月建立)

ところでこの神社も一宮を称しています。
もっとも陸奥の国一ノ宮にいたっては4つもあります。
2つ位で驚く必要はないのでしょう。
根拠は無いのですが、椿大神社よりこちらの方が古いと感じられます。