伊雜宮

志摩市磯部町上之郷374 (平成26年5月11日)

東経136度48分42.16秒、北緯34度22分36.77秒に鎮座。

この神社は、近鉄志摩線・上之郷駅の西300m程の辺り、広い杜に囲まれ静かに鎮座しております。

御祭神 天照坐皇大御神御魂

天照大御神の御魂をお祀りし、「いぞうぐう」とも呼ばれます。古くから「遙宮」として崇敬を集め、地元の人々によって海の幸、山の幸の豊饒が祈られてきました。
毎年6月24日(6月月次祭当日)に行われる御田植式は、とても雅な神事で、「磯部の御神田」の名で国の重要無形民俗文化財に登録され、日本三大田植祭の一つとされます。

伊雑宮の創立は約2000年前、第11代垂仁天皇の御代といわれます。皇大神宮ご鎮座の後、倭姫命が御贄地を定めるため、志摩国をご巡行された後、伊佐波登美命がこの地に神殿を創建し、皇大御神の御魂をお祀りしたと伝えられています。
志摩国は、大伴家持が『万葉集』に「御食つ国志摩の海女ならし 真熊野の小船に乗りて 沖辺漕ぐ見ゆ」と歌ったように、風光麗しく、海産物に富み、古来神宮と朝廷の御料を貢進した土地とされ、今でもアワビや伊勢海老の神饌が奉納されます。
延暦23年(804)の『皇太神宮儀式帳』には宮名が記されており、それ以前から別宮として位置付けられていたと考えられます。
鎌倉時代の『吾妻鏡』には、源頼朝が神宮に祈願した際、神馬を伊雑宮に贈ったと記されています。江戸時代には両宮参拝の後、伊雑宮に詣でることも珍しくありませんでした。
伊勢神宮公式サイト より

参道入口

伊雜宮衛士派出所。流石皇大神宮の別宮、今でも衛士がいらっしゃるようです。

手水舎

参道

社殿


不明

御神木