豊地神社

松阪市嬉野下之庄町275 (平成26年5月10日)

東経136度27分50.17秒、北緯34度37分07.88秒に鎮座。

この神社は、伊勢自動車道・嬉野PAの北1km程の辺り、下之庄町の街外れに鎮座しております。

御祭神建速須佐之男命・猿田彦命・伊豆速振命・豊受大神・速玉男命・伊弉冊命・事解男命・軻遇突智命・大日孁命・五男三女神・大山祇命・波迩安姫命

由緒
大正四年四月調査の『豊地神社由緒』によれば、大字下之庄字居屋敷二七五番地(現在地)に、下之庄若干戸の産土神として八雲神社が祀られてあったという。「八雲神社ハ、創立等不詳ス多気国司北畠氏ノ祈願所ナリト云フ又八田城圭大多和家ヨリモ度々祈願アリテ広大美麗ノ社ナリ別当寺アリ園明山長昌寺ト云フ寺ノ僧久シク社務ヲナス享保年中(一七一六〜三五)此事止ム」以上は古老の□碑を記述したもののようであるが、明治五年には村社となっている。当社は、三浦義明二代の孫従五位三浦五郎左門盛時一一代の孫大多和盛成北畠家城主の幕下に所属したが、永禄年(一五五八〜六九)中に国司具教卿は伍長に随順した。次いで八田城も落城し、遠祖三浦盛時数代の孫三浦元朴が下之庄に移住して社前に石燈籠を建立している。「寛政己酉年(一七八九)」の銘がある。後年、御神徳の尊いことが神祗管領のもとに達し、享保四年(一七一九)一二月、神祇管領兼敬卿を通じ正一位が贈位されており、位階奉呈状と祝詞が残されている。
三重県神社庁公式サイト より

参道入口

参道

神社入口。右手は社務所。

最後の鳥居

拝殿

神門

本殿

本殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(宝永2年(1705)乙酉建立)

皇居遥拝所・神宮遥拝所

竜は中国の創造上の四神のひとつ。竜神は水の神で、神社では手水舎の水の垂れ口などによく使われる。又井戸神様としてもまつられている。豊地神社は明治41年(1908)1月16日に合祀されて豊地村村社豊地神社となった。合祀以前一志村、島田村には「竜天大明神」がまつられていた。此度嬉野町は平成17年(2005)1月1日新松阪市に合併、一志郡嬉野町の地名を後世に遺すため、豊地神社の弥栄を祈願するため氏子総代会は合議の上竜神石塔建立と井筒の設置となった。

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