鵜宮神社

伊賀市島ヶ原(平成17年3月24日)

この神社は関西本線・島ケ原駅の北東1qほどの、島ヶ原中学校の隣の、緑の濃い丘の上に鎮座しています。入口の鳥居の傍に自然石を積み上げた大きな灯籠があり文化財のようです。123段の石段をフウフウ言いながら登り切ると、豊かな杜をバックに、拝殿と鬣のフサフサとした狛犬が私達を迎えてくれました。又社務所には代々この神社の宮司を務める家柄の、源頼政公から数えて36代目という、とても暖かいお人柄の勝矢重呂(一番似ているのがこれですが本当はこの字ではなくて左の棒が上下つながっている外字で“もち”と読むそうです)さんがいらして、色々なお話を聞かせて下さいました。又遠路はるばる東京から訪ねてきたというので、ありがたくも帰りには此処の名産の生姜飴を下さいました。旅先でこのような人情に触れると余計ありがたく、一生記憶に残る神社となりました。

(大正14年5月吉日建立)

社碑

    入口遠景。
とても景色の良い清々しい入口です。

余程詳細な記録が残っているのか、
宮司さんはまるで昨日の事のように
この灯籠を建立したときの大変さを
お話下さいました。

神社入口
写真ではとても雰囲気の良い感じ
ですが、これから厭になる程の
階段登りが待っています。

遙か彼方まで続く急な階段

この方が宮司の勝矢さんです。
ご本人の了承を得て掲載させて頂きました。

バックの緑の中で凛とした拝殿が
一際目立ちます。

本殿左右から

親を見上げる子狛を連れた阿と奥ゆかしく木立に隠れている吽。
こちらでこのように耳を立ち上げているのは珍しいかも。

島ヶ原バイパス三軒家辺りで道切りを見つけました。

由緒と狛犬の拡大写真はこちらで