伊賀市上野東町2929 (平成17年3月24日)
東経136度08分09.86秒、北緯34度45分47.45秒に鎮座。
この神社は、伊賀鉄道伊賀線・上野市駅の南東300m程の辺り、上野東町の街中に鎮座しております。
この神社はかなりの規模にもかかわらず、地図に記載されていません。正式には菅原神社といい、旧上野町の産土神として崇敬されているようです。
御祭神 菅原道真公
由緒
菅原神社は、上野天神宮(通称お天神さん)とよばれ、菅原道眞公を主神とする神社です。旧上野町六千戸の産土神として、また文學の祖神あるいは牛馬の守護神として宗敬されています。
往古、上野山平楽寺の伽藍神で農耕神祇に発祥する神々をまつる神社でしたが、天正9年(1581)天正伊賀乱ののち藤堂高虎による城下町建設の際この地に奉遷され城郭鎮守としてまつられました。
毎年10月23日〜25日に行われる上野天神祭は、御輿の渡御に供奉する百数十体の鬼行列や、雅調豊かな祭ばやしを奏でながらこれに続く九基のだんじり(樓車)に、四百年の伝統を伝え現に県の無形文化財に指定されています。併て正面の樓門・鐘樓なども市の文化財の指定を受けています。
なを、當社は寛文12年(1672)1月俳諧に身を立てることを決意した俳聖芭蕉翁がその処女作「貝おほい」一巻を社前に奉納されて自らの文運を祈願されました。かかる由緒ある社として、いま市文化財「史蹟」に指定されています。
境内由緒書き より。
令和6年9月、伊賀市にお住まいの方よりメールを頂きました。
「地元の神社があるかなーと探してみたところ、数年前の火事で焼けてしまう前の懐かしい拝殿の姿を拝見することができました。
三重県伊賀市の上野天満宮(地元ではお天神さんと呼んでおります)ですが、現在は拝殿が新しく建てられ、美しい姿となっております。
もちろん、以前の拝殿も味があって素敵です。ぜひ機会がございましたら、また伊賀市にいらして下さい。
新しい拝殿のお写真を掲載される際は、ぜひ旧拝殿のお写真も残していただけるととても嬉しいです!
今はもう見ることのできない長く愛された拝殿の姿は、地元民にとっては大変貴重な思い出の一つです。」
夜のだんじり巡行は提灯に照らされてとても綺麗だそうです。(10/18〜10/20 令和6年現在)
我々も機会を作り是非再訪したいものです。
参道入口
入口左右の狛犬
(嘉永5年(1852)9月建立)
随身門
随身様
随身門内の木造狛犬
拝殿
拝殿内部
本殿
回廊内の神殿狛犬
本殿の耳垂れでゴリラ顔の木造神狛犬
松尾神社
鐘楼