敢国神社

伊賀市一之宮(平成17年3月24日)

この神社は入口が市道676号線・寺田佐那具停車場線に面しており、参道入口に、元國幣中社の社碑が立つ伊賀一之宮です。表参道には朱の大きな両部鳥居が建ち、裏参道には数々の境内社が建ち並んでいます。その中には結社があり縁結びにご利益があるそうです。創建年代は不詳で、主祭神は、阿閉氏の祖神・大彦命です。社伝によると、大彦命は第八代孝元天皇の第一皇子で東北未開の地を教化の後一族を率いてこの地に永住し、伊賀の国の開発に尽された、という事で伊賀開拓教化の祖神と仰がれているようです。阿部・阿閉・敢・名張・伊賀などの末裔の総祖神で交通安全、健康長寿、児童愛護等の御霊徳を有するそうです。南宮山の山裾に位置するこの神社は社域が広く、荘厳な拝殿、丹塗の本殿、数々の境内社などが深い杜の中で、落ち着きと輝きを見せる不思議なハーモニーを醸し出していました。

(昭和31年12月5日建立)

『元國幣中社敢国神社』の社碑

境内入口に建つ朱の両部鳥居

境内から社殿への階段

     桃太郎岩。
南宮山山頂の浅間社から遷された岩で、安産にご利益があるという事です。

荘厳な雰囲気に相応しい鈴昭和狛犬

御神水井戸。釣瓶が着いています。

平屋造の荘厳な拝殿

回廊の隙間から垣間見る
華麗な本殿と九所社

回廊と本殿の屋根

裏参道。遠くに見えるのは結社。

由緒書はこちらで。