相楽郡山城町平尾(平成17年1月2日)
湧出宮(わきでのみや)は通称で正式には和伎座天乃夫岐賣神社(わきにますあめのふきめじんじゃ)という式内社です。通称で呼ばれているのは、きっと長すぎて覚えられないのでしょう。称徳天皇の天平神護2年(766)に御祭神が伊勢よりこの地に遷座された時一夜にして森が湧き出た。そこで御神徳を称え湧出宮と呼んだと云う。確かに鬱蒼と木々が茂っています。で、現在のご祭神は、天乃夫岐売尊(天乃夫岐賣命 あめのふきめのみこと)、田凝姫命、市杵嶋姫命です。
神社なのに玉垣でなく塀で囲われて、
何やらお寺の雰囲気です。
拝殿の直前にへばり付く様に
立っている超極太の鳥居。
拝殿の中に住んでおられる不思議な狛犬。欅の一木で彫られているように見えます。
色鮮やかな神殿狛犬、嬉しいことに本殿が囲われていないので、間近に見る事が出来ます。
本殿。
京都府の文化財に指定されているらしいが、それ程には見えません。
(昭和4年3月建立)
目元パッチリ。ヤンチャそうな狛犬。吽は飛び出しそうな子狛を押さえています。