須津彦(すづひこ) 神社

宮津市須津1546(平成22年7月28日)

東経135度9分31.91秒、北緯35度32分43.45秒に鎮座。

 この神社は北近畿タンゴ鉄道宮津線・岩滝口駅の東南東約460mに鎮座しています。
 境内前面には大木は有るものの明るく開け、奥の鎮守の森に抱かれた姿は伸びやかで端正な感じがします。手水舎の自然石を刳り抜いた水船が趣を感じさせ、その傍には木の化石が置かれています。妻入りの拝殿は開放的で、奥に建立された神名造りの本殿の厳かさと対比をなしていました。境内社も数社有りますが、それぞれが綺麗に整備され、又、何よりも嬉しいのは狛犬+お狐様が合計5対もいらっしゃる事です。

 御祭神:去來穗別尊(いざほわけのみこと=履中天皇)、黒比賣命
 祭礼日:4月25日・例祭、11月23日・新嘗祭
 境内社:稲荷神社、宇多和津神社、八幡神社、東之荒神、西之荒神、大社大神、廣峯神社、若宮神社
 由緒:この社の創建等の由緒は不明ですが、延喜式記載の與謝郡・吾野(わかや)神社の論社となっています。因みに吾野神社の論社は下記の三社です。
 須津彦神社・京都府宮津市須津字吉里1564
 吉野神社・京都府宮津市文殊字宮ノ谷287
 天満神社・京都府与謝郡加悦町大字加悦字天神山50-1

社頭
社号標 神社入り口
神橋 手水舎
水船 木の化石
入口にいる縦置きの出雲構え獅子
明治33年生まれで、阿吽の位置が反対です。
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(明治33年(1900)建立)
境内の様子
拝殿前にいる昭和2年生まれの滋賀タイプの狛犬
吽には小さな角が付けられ、筋肉質のダンディな叔父さん…といった感じの狛犬です。尾の先が三本に分かれています。
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(昭和2年(1927)2月建立)
拝殿
拝殿内の様子 拝殿に掛かる額
「須津彦神社 須津姫神社」
本殿
境内社三社
左から稲荷神社(倉稲魂命)、宇多和津神社(隼総別命)、八幡神社(誉田別命)
稲荷神社の神使い・狐さん
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(明治44年(1911)辛亥10月建立)
合社
左から東之荒神、西之荒神、大社大神、廣峯神社、若宮神社(弘計天皇・億計天皇・大国主命・須佐之男命)
合社を護る建立年代不明の出雲丹後狛犬
たぶん江戸時代のものと思われますが、摩耗、損壊、剥落が進んで、表情も良く分からなくなっています。
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境内社 英魂碑
ご神木