桜山天満宮

宮津市万町(平成22年7月28日)

東経135度11分41.16秒、北緯35度31分56.14秒に鎮座。

 この神社は宮津市街地・万町の西南部に鎮座しています。入口は民家の間にあり、参道を抜けると櫻山公園の緑を背景に、整然とした境内、社殿が建立されています。又、この社では狛犬4対+1+1+1、狐1対、牛一体が見られ、狛犬ファンには楽しみな神社です。

 御祭神:菅原道真公
 祭礼日:不明
 境内社:稲荷神社、櫻山大黒天
 由緒:古くより天神社・天満宮とも称する、旧村社。もとは社殿うしろの桜山にあったというが、その勧請年代は不詳。寛永年間(1624〜1644)に宮津藩主京極高広が現地に再建したと伝えられる。
 ここに祀られる菅公神像は、もと豊臣秀吉が身辺に守護神としてもっていたものを、側室松の丸(高広の父高知の妹)に与え、さらに高広に贈られたものと伝えられている。
 京極高広は境内地の一角に、田辺の円隆寺成就院より宥栄法印を招き成就院密厳寺を建てて天満宮の支配に任じた。
 境内宝物庫には、天満宮・成就院関係の宝物や、近世万町絵図、祭礼屋台などが収蔵されている。この宝物庫は、地元万町の氏子の人達が昭和34年に文化財委員会を設け昭和47年に建てた貴重な物です。

神社入り口
参道の様子
参道途中にいる一体だけの狛犬
出雲丹後狛犬の吽だけが残されています。こちらもだいぶ補修の跡が見られます。相方はどこかと探したところ、本殿玉垣下に横たわっている出雲丹後が見つかりました。もしかしたらそれがお相手かもしれません。
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境内入り口
境内の様子
拝殿前、明治35年生まれの出雲構え獅子
体中に苔がついた貫禄十分な狛犬です。
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(明治35年(1902)5月建立)
拝殿
拝殿内の様子と奥に中門
中門前にいる建立年代不明の出雲構え獅子
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中門と本殿
本殿前にいる建立年代不明の出雲構え獅子
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境内社:稲荷神社
稲荷神社の神使い・お狐様
境内社:櫻山大黒天
櫻山大黒天を護る建立年代不明の出雲構え獅子
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天満宮の神使い・牛 参道途中にいる一体だけの狛犬の
相方と思われる狛犬

宮津藩最後の藩主・本荘宗秀・宗武の墓
「本庄宗秀・宗武」父子のお墓を護る一体だけの出雲丹後狛犬