奈具神社

宮津市由良宮ノ上3537-1(平成22年7月28日)

東経135度16分30.1秒、北緯35度31分1.53秒に鎮座。

 この神社は北近畿タンゴ鉄道宮津線・丹後由良駅の北西約900mに鎮座しています。由良の海岸線を走る178号線・ホテル海月楼辺りから南西に入り、線路を越えて狭い農道を進むと参道入口があります。
 神社前には音を立てて流れる清冽な小川があり、一の鳥居には「式内奈具神社」の額が掛かっています。小さな神池を過ぎると二の鳥居が立ち、明るいけれど奥には緑豊かな鎮守の森を抱える境内。再度神橋を渡ると舞殿のように開放的な拝殿が建ち、その後ろの本殿鞘堂内に本殿が建立されています。
 式内社としての落ち着きと歴史の長さが感じられる、整然と整えられた感が強い神社でした。

 御祭神:豐宇賀能賣命
 祭礼日:祈年祭・4月10日、例祭・10月10日、新嘗祭・11月23日
 境内社:一社
 由緒:人皇60代醍醐天皇の御代、今より約一千年前に神社関係祭事を抄録した延喜式神名帳に全国3132社が記載された内の一社である。

社頭
神社前を流れる小川
一の鳥居 鳥居に掛かる額
「式内奈具神社」
入口に立つ大きな灯籠
神池
二の鳥居
参道の様子
境内の様子
拝殿前に架かる神橋
拝殿
本殿前にいる阿のみご健在な狛犬
倒木の倒壊による打撃なのでしょうか?それとも石段から転げ落ちたのでしょうか?阿も鼻先が欠損していますが、吽は上半身と下半身、足などがばらばらな状態です。
狛犬の拡大写真はこちらで
本殿鞘堂と本殿
本殿向拝下彫刻
本殿木鼻
境内社
ご神木