山口神社

舞鶴市堂奥(平成22年7月29日)

東経135度25分47.22秒、北緯35度27分36.45秒に鎮座。

 この神社は小浜線・松尾寺駅の南西約2kmに鎮座しています。
 神社前面は畑地や水田で、社号標と灯籠の立つ参道入口から、背後の山並みと一体となった鎮守の杜の大きく豊かな木々が良く見えます。参道途中には「正一位山口大明神」の額が掛かった鳥居が立ち、境内入り口には車止めがあるだけで、特別な境界線は見あたりません。
 静かな境内奥に拝殿と神楽殿、または社務所とが合体したような大きな拝殿が建立され、その後ろの玉垣内に本殿の鞘堂と本殿が建立されています。
 この社には2対の狛犬がいます。

 御祭神:天道日女命、大山祗命
 祭礼日:不明
 由緒:天道日女命は老いて此の地に来り麻と績ぎ蚕を養い民に衣を製するの道を教え給ひし尊き大神なりと古書丹後風土記に記載さる 大山祗命は豊受大神の御父の神にあたらせらる御徳高き大神に坐す
 康正2年(約五百年前)社殿修理の棟札あり天文15年仝18年領主矢野備後守修補天文23年兵火に罹り元禄元年再建 宝暦11年宮仕羽賀道仙治助修理等の古記録ある古き御社なり

社頭
社号標
「村社山口神社」
参道途中に立つ「正一位山口大明神」の
額が掛かった明神鳥居
参道の様子
境内入り口
境内入り口にいる大正12年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正12年(1923)7月1日建立)
境内の様子
拝殿
本殿前にいる安政6年生まれの狛犬
縦置きで阿吽の位置が反対です。舞鶴から若狭にかけて何対か見られた狛犬で、鬣が巻き毛風なのが特徴です。全体の彫りもとても丁寧で、獅子紋が残り、爪の先まで神経が行き渡っています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安政6年(1859)己未8月吉日建立)
本殿鞘堂
本殿