貴布禰神社

舞鶴市溝尻(平成22年7月29日)

東経135度24分55.44秒、北緯35度27分47.98秒に鎮座。

 この神社は東舞鶴駅の東約1.2kmに鎮座しています。28号線・溝尻町信号脇に立つ社号標から貴布祢公園脇の参道入口まで約150m、公園の端をグルッと迂回して右に曲がると神社の入口があります。
 入口には二基の鳥居が建立され、広々とした境内の右端に参道が通っています。参道右には手水舎の他に不涸の清水が湧く手前に古そうな手水石が置かれ、境内社が6社祀られています。
 社殿は上の境内に建立されていますが、妻入りの開放的な拝殿の後ろにまだ新しそうな入母屋造りの本殿が建っています。上の境内にも境内社が2社祀られていました。

 御祭神:高オカミ神
 祭礼日:不明
 境内社:稲荷神社、天神社、豊川稲荷社、疫神社、大川神社、浦島神社、當勝神社、他一社
 由緒:古来この地稲荷山にて稲荷を祭る 境内に不涸の清水あり 永禄年中(1558〜1570)洛北貴船より 水神雨司の高オカミ神を勧請して 貴布祢神社とす なほ山頂 法起菩薩堂の北に 但馬より勧請の妙見社を祭る 五穀豊穣の神なり
(「境内案内板」より)

28号線・溝尻町信号脇に立つ社号標
貴布祢公園脇の参道入口
参道の様子
社頭
神社入り口に立つ一の明神鳥居
参道途中に建つ二の明神鳥居
二の明神鳥居後ろにいる大正13年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正13年(1924)6月建立)
境内の様子
不涸の清水と手水石
社殿が建つ上の境内入り口
上の境内入り口にいる文久元年生まれの狛犬
古丹後と呼ばれる方もいらっしゃいますが、舞鶴から若狭にかけて何対か見られた狛犬です。優しく穏やかな顔つきで、鬣の巻き毛風なのが特徴です。全体の彫りもとても丁寧で、爪の先まで神経が行き渡っています。その中でもこの狛犬が最高傑作と思われます。残念ながら石工名は不明です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文久元年(1861)辛酉4月建立)
拝殿
本殿
境内社 境内社:稲荷神社
境内社:天神社 境内社:豊川稲荷社
境内社:疫神社 境内社:大川神社
境内社:浦島神社 境内社:當勝神社