八幡神社

舞鶴市登尾407(平成22年7月27日)

東経135度26分44.35秒、北緯35度30分16.04秒に鎮座。

 この神社は772号線沿いに鎮座しています。道路からは杉が主体で広葉樹が入り交じった豊かな森と、何層にも積み上げられた石垣が望め、まるで中世の城郭跡のように見えます。最初の石段を上がると神橋が架かり、石垣の下を小川が流れています。石垣の間の石段を更に上がっていくと中境内。中境内には社名が書かれた額が掛かる明神鳥居が建ち、右側に神楽殿か社務所と覚しき建物が建っています。上の境内に上がる石段脇には建立年代不明の出雲丹後狛犬がいて、上の境内入口には岡崎しょうわ。先代さんもきちんと取ってあり、境内後ろで余生を送っていました。拝殿は妻入り、本殿は覆い屋内に保護され、正面扉の透かし彫りの彫刻が精緻な社殿でした。

 御祭神:黒馬大神、八幡大神、天照大神、日吉大神
 祭礼日:9月15日?
 境内社:稲荷神社・秋葉神社他
 由緒:創建時期は不詳ですが、市指定文化財・正平8年(1353)銘の御正体鏡があります。境内に稲荷神社・秋葉神社。
(「登尾の地誌」より)

社頭
石段参道入口
石段参道途中に掛かる神橋と静かに流れる小川
中境内入口
中境内に立つ明神鳥居 鳥居に架かる額
中境内に建つ神楽殿?社務所?
中境内から上の境内に至る石段参道と城郭を彷彿とさせる見事な石垣
上の境内に続く石段参道脇にいる出雲丹後狛犬
縦置きで阿吽の位置が反対です。建立年代不明。
狛犬の拡大写真はこちらで
上の境内入口
拝殿
本殿覆い屋と本殿
この地域では殆どの神社の本殿正面扉の透かし彫りの彫刻が精緻で素晴らしかったですよ。
本殿に架かる額
「黒馬大神・八幡大神・天照大神・日吉大神」
本殿目貫彫刻・龍
本殿木鼻・狛犬と象
末社 末社
末社
相方が倒れ、今は隠居の身となり、境内奥に引っ込んだ出雲丹後狛犬
鎮守の杜の様子