鷺森神社

左京区修学院宮ノ脇町(平成15年1月4日)

比叡山麓の七里(一乗寺、舞楽寺、薮里、修学院、山端、高野、大原)の産土神の一つで、かつては「修学寺の天王」と称されたといいます。社伝によると貞観年間、9世紀中頃の創建で神使とされた鷺がこの森の火災のため、修学院離宮の山林中に移り、さらに離宮造営に伴い現在地に移ったと伝えられます。現在の本殿は安永4年(1775)に改築されたものだそうです。また毎年5月5日に行われる例祭は、七里祭またはさんやれ祭ともいい、今も盛大に行われています 。(由緒より)
 この神社の思い出は何と言っても神主さんのお書きになる絵馬と社務所の襖絵です。絵馬が趣味の私が社務所で戴いていた時、後ろの襖絵が素敵だったので「いい絵ですね」と申し上げたら何と、この神主さんは日本画の趣味をお持ちで絵馬も毎日少しずつご自分でお書きになるそうです。私もこんな才能が有ったら・・・

手水舎

神楽殿

阿は空に向かって咆吼し、吽は子狛と共に
来訪者を見据えている京耳垂れ尾立狛犬

こんな所にも
細やかな心遣いが
素敵です

最上段の境内へ

社殿

鬣を風になびかせた様な金銀の神殿狛犬

(大正10年建立)