御霊神社

西京区上桂大野町(平成15年1月3日)

御霊神社
祭神 太田神 伊豫親王
往古山城国 葛野郡上桂村を開拓した人々が、太田を祀って、五穀の豊饒を祈ったのが、当社の起源である。平安時代に、御霊信仰がおこり、室町時代には、疫病除けの神徳により各地に祭神を勧請するに至って、当社も、また伊豫親王を合祀し、御霊神社と、称するに至ったものと思われる。
古来上桂の鎮守神として、村民の崇敬篤く、文亀二年には、七百余坪の社地の中、三畝の御共田も所有していた事が、古文書で知られる。明治六年村社に列し、戦前には三大祭に京都市から、幣帛共進使が、参向していた。
 祭日祈年祭 三月 十八日
 出 御 祭 十月 十六日
 例   祭 十月 十八日
 新 嘗 祭 十二月十八日
北宮祭神 火雷神
古来、祭神の御神徳にて、上桂村には、大火が起こらないと言い伝えられている。