上賀茂神社

京都市北区上賀茂(平成16年1月3日)

上賀茂神社は京都で最も古い神社の一つで、正式名は『加茂別雷神社』御祭神は加茂別雷神、下鴨神社の祭神(玉依姫命)の御子です。伝説では神武天皇の時代に加茂山に祭神が降臨したといわれ、社殿の前にある円錐型の立砂はその山の形を表したもので、清めの砂の始まりです。厄除けの神、五穀豊穣の神として信仰され、五月五日の競馬神事は馬の競走でその年の米作を占うもので、平安時代からの伝統行事です。同じく5月15日の葵祭りは下鴨神社と合同の祭りで平安時代の風俗を再現した行列が京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで練り歩きます。小倉百人一首で「風そよぐ奈良の小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなるける」と藤原家隆に歌われた奈良の小川が境内を流れ、水と緑に包まれた清涼感あふれた神社です。

広い境内

朱も鮮やかな楼門

境内内は初詣客で溢れかえっていたので写真撮影は控えました。

絵馬殿