白雲(しらくも)神社

京都市上京区京都御苑内 (平成24年9月28日)

東経135度45分50.80秒、北緯35度01分05.91秒に鎮座。

この神社は、京都御苑内に鎮座しております。

御祭神 市杵島姫命

由緒
御祭神は妙音弁財天と称え市杵島姫命を祀る。琵琶を家職とする西園寺家に楽神として伝えられ、太政大臣西園寺公経卿北山第(京都衣笠大北山の西北、現在の金閣寺がその旧址である)の造営にあたり、妙音堂を第一に建立、元仁2年(1224)12月別当成就心院に回向せしめ、皇后邦子内親王(安嘉門院)臨御せられたのを奉斎の始めとする。
増鏡、中務内侍日記、太平記等に当時の風雅なたたずまいがうかがわれるが、その後同家の盛衰に伴い変遷あり、近古には赤八幡京極寺に鎮座されたと伝えられる。
明和6年(1769)前内大臣西園寺公晃卿、前右大臣西園寺賞季卿勅許を賜り同家邸内(当地に妙音堂を再興、天保11年(1840)、安政4年(1857)の社殿修築に際しては禁中各御所より御寄付を賜り禁裏御祈祷所と定められた。
明治から昭和にかけて首相あるいは元老として近代日本の礎を築いた西園寺公望卿が家塾「立命館」を開設したのもこの地である。
明治11年(1878)神仏混淆の作法を神式に改め社号を白雲神社とする。
境内由緒書き より。

参道入口

参道

境内入口

鳥居

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。

(明治12年(1879)建立)

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


福寿稲荷神社

薬師石

妙音弁財天絵馬

琵琶絵馬