安井金毘羅神社

東山区下河原町祇園町南側(平成15年1月4日)

もともと、保元の乱(1156年)に破れて讃岐に流された崇徳上皇の霊を鎮めるために観勝寺として建立された。 その後、元禄年間に右京区の太秦安井から蓮華光院が移設され、同時に讃岐の金比羅宮を勧請し、合祀したことから「安井の金比羅さん」と呼ばれる。
 帰宅後、安井金比羅宮のHPを見ると御祭神は
崇徳天皇(すとくてんのう)
大物主神(おおものぬしのかみ)
源 頼政(みなもとのよりまさ)
とある。「象頭山 金比羅大権現 一度 廻れば..」と歌にも歌われている金比羅大権現様はいない。有名な讃岐のこんぴらさんにも金比羅大権現はをられません。明治の神仏分離令で分けられ、現在は麓の松尾寺に祭られています。もともと、象頭山に真言宗松尾寺があり、松尾寺の守護神の一つとして金毘羅神が祭られていた。以上のお話を金比羅さんで聞いたのだが、その人も、いかにも話しずらそうであった。もともと金毘羅大権現(金毘羅・金毘羅神)は本来はインドの土着神で仏教とともに伝来した。要するに明治政府が正当と認めた神様を祭りなさい。という事なのです。恐らくここも、金比羅大権現は明治になって何処かへ追いやられ、上記の三神が御祭神になったと思われます。

積み上げられた悪縁切り祈願のお札。
世の中悪縁を絶ちきりたい人がこんなに居るんですね〜。そういえば私もかも?

悪縁を切る 縁切り・縁結び碑
この石碑の穴をくぐり抜け、その後で石碑の上にお札を貼ると願いがかなうということらしい。表から裏へ抜けるのが「縁切り」で、逆に裏から表へと抜けるのが「縁結び」。この膨大なお札はどちらを祈願したものだろうか。

良く分からないけれど社殿。

もうPM7:00頃だったので真っ暗。写らなくて元々、と思って撮ったらマアマア何とか形は分かり、却って縁切りの神社には似つかわしいシチュエーションかな?なんて・・・。ただここにも狛ちゃんが居る事を後で知り、それが見られなかったのが残念。