京都市東山区祇園町(平成19年1月4日)
西楼門と社号標。
左右で参道を睨んでいるブロンズの狛犬。
渋い面構えの狛犬ですが、夜店のテントが目障りです。
南側入口と社号標。
南楼門。社殿はこちら向きに建っています。こちらが正面でしょうか。
南参道を睨む、浪花狛犬。
楼門前に鎮座する、備前焼狛犬。
御祈祷所。
平成の大修造営(平成14年)により、新しくなった本殿。拝殿と本殿を一つの屋根で覆った、「祇園造り」で国の重要文化財に指定されています。
八坂神社は、素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱神子神を祀ります。と八坂神社公式サイトに書いてあります。しかし御祭神は明治政府により差し替えられたのです。王政復古のかけ声と共に、インド渡来の牛頭天王や、中国生まれの沙竭羅竜王、頗梨采女等が嫌われ、記紀神話の神々に取って代わられたのです。今でも八坂神社の祭礼は祇園祭と言うではありませんか。
貞観年間に円如と云う僧が、播磨国広峰から牛頭天王を遷してここに祀り、元慶年間、摂政藤原基経が牛頭天王のために精舎を建て、祇園社と呼んだのに始まると云う。祇園社の門前町として祇園は栄えたのでしょう。