伏見区深草藪之内町68(平成15年1月5日)
元々「稲荷詣」といえば、この本殿にお参りする事では無く、稲荷山を巡って三つの峰に鎮座する、上、中、下社に詣でることであった。「稲荷詣」は「枕草子」にも登場するので、平安時代にも盛んであったのか。今回、時間が無かったので「お山巡り」は出来なかったので、改めて来たい。
ここは、個人でも神に成れるらしい。まるで墓参りのような感じで、参拝している家族連れがいる。
帰宅後改めて梅原猛の京都発見の其のくだりを読んだ。
下社を白菊大神、中社を青木大神、上社を末広大神という。下社、中社、上者には、それぞれに大神を取り巻く百を越す「お塚様」と呼ばれる石の群れと鳥居からなる、大小様々な神様が鎮座され、それがまた白雲大明神とか、金玉大明神とか、或いは自分の姓を付けたらしい岡部大神とか杉本大神とか呼ばれて、白菊、青木、末広大神の眷属の如き役割をしているのである。そして、その神々は絶えず増殖しているのである。私達も神様を作ろうと思えば、伏見稲荷大社の許可を取り、「なんとか大明神」という名を捧げ、ここに祀ればよいのである。
神社入口
楼門
流石伏見稲荷のお狐様。そこはかとなく品の有る様な・・・・
拝殿
拝殿内部、
丁度朝のお勤めの最中でした
ここの注連縄は稲そのものを使用している
神楽殿
摂社
拝殿横からいよいよ鳥居の連続です
ず〜っと奥の摂社
まるで神社横町のような一郭
ここは灯籠まで仲良し狐