請田八幡宮

亀岡市保津町(平成16年1月3日)

保津川の川縁に近い道路に面した神社ですが、八幡宮と請田宮二社が合祀してありました。靄って居たので写りが悪くてすいません。

神社入口

境内全景

神楽殿

阿は玉を、吽は親似の子狛を持つ背伸び狛。

請田宮社殿

八幡宮社殿

 請田八幡宮の創建は分かりません。この神社には永禄年間から寛永年間に、亀岡を代表する神社の一つ、請田神社が社殿焼失のため鎮座していました。現在も八幡宮とともに、請田神社の頓宮が鎮座しています。請田神社の創祀は和銅2年(709)御祭神は大山咋命・市杵嶋姫命で、現在も保津八幡宮内の頓宮と合同で大祭が行なはれます。この大祭は、宵宮に請田神社から稚児とともに「万歳楽」と掛け声をかけながら八幡宮内の頓宮まで長い提灯行列をして、大焚火の周囲を三回廻り、翌日の例大祭に本宮に戻るという火祭です。
 頓宮とは耳慣れない言葉ですが、「頓」とは、「神様が泊まるための宿」という意味であり、本来、仮宮とか行宮とか称したもので、祭神や天皇の旅先での住居にあたり、また、本宮に対して下院ともいうそうです。