岩城(いわしろ)神社

亀岡市千代川町北ノ庄穴虫42 (平成31年4月6日)

東経135度31分53.84秒、北緯35度02分58.63秒に鎮座。

この神社は、京都縦貫道・千代川ICの西北西500m程の辺り、千代川町北ノ庄の街外れに鎮座しております。

御祭神 市杵嶋姫命・大山咋命

由緒
旧山陰道に沿った峠の入口に鎮座する岩城神社は市杵嶋姫命と大山咋神の二柱を祭神としてお祀りされています。
市杵嶋姫命は、素盞鳴命の御子として宗像三女神の内の一女神で中津宮といわれ、天孫降臨の際に道中を守護された神です。
大山咋命は保津峡を切り開き湖であった亀岡盆地を開拓された神として伝えられています。社殿等によると当社は寿永2年(1183)に創祀されました。
その後宝徳2年(1450)には丹波守護細川勝元が神領を寄進しています。また、永禄2年(1560)には亀山城主明智光秀が八木城攻めの時戦勝祈願をしたとも言われています。江戸時代には当地が旗本能勢氏の領地となり、特に名君と言われた能勢宗右衛門が社殿等を整備したということです。
現在の社殿は延宝7年(1679)頃までに建てられた一間社流造り桧皮葺の建物で、総欅素木造の比較的質素なかまえの建物です。向拝は一般的な連三斗、中備に蟇股、虹梁木鼻を象鼻としています。蟇股は、身舎正面に鯉、向拝背面に牡丹の彫刻を配し、足よりもかなり出た立体的なものになっています。
当社では毎年9月6日に、神前で大きな釜に湯を沸かし、この中に塩、酒を入れ清めた後、笹をつけて湯をふりまき、一切の罪穢を祓い清め悪疫の流行を防ぐ、特殊な神事である「湯立祭」が行われています。
境内由緒書き より。

入口

鳥居

拝殿

本殿覆屋

覆屋前の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

本殿


末社