厄除神社

福知山市鋳物師(平成20年8月28日)

東経135度7分21.93秒、北緯35度18分12.04秒に鎮座。

 この神社は由良川左岸に鎮座しています。鋳物師の厄神さんとして親しまれているこの社は、元来は由良川の水害に悩んだ当地の人々の安心立命のために創建されたようですが、今では厄を取り除き無病息災を祈願する社として御利益が期待されているようです。全国的に見ても、「厄除」と言う名称の神社は数社しかないのではないでしょうか? そんなに広い社地の神社ではありませんが、境内社なども丁寧に祀られ、人々の崇敬の念が感じられる神社でした。

 御祭神:高良玉垂命
 祭礼日:大祭・2月18・19日、大祭・7月18・19日
 境内社:三崎稲荷神社、高茂稲荷神社、愛宕神社
 由緒:鋳物師町は山陰街道道筋にあり、城下町北口の要路にあたりますが、底地のため由良川の氾濫に度々苦しめられてきました。水害の恐怖は安心立命の信仰を求め、生活守護の大神・高良玉垂命を勧請し、文久2年(1862)堤防上大寛院の傍に創建し、明治31年現在地に還座奉祀しました。

神社入口 一の台輪鳥居
新旧の社号標 境内入口 二の明神鳥居
 
参道にいる昭和3年生まれの出雲丹後狛犬
(昭和3年(1928)11月建立)
千鳥破風・唐破風付き屋根の拝殿
本殿鞘堂
境内社:三崎稲荷神社
 
境内社:高茂稲荷神社
 
境内社:愛宕神社
 
ご神木と末社