日吉神社
八代市千丁町吉王丸469(平成24年4月5日)
東経130度38分56.33秒、北緯32度31分52.56秒に鎮座。
この神社は千丁駅の北北東約200mに鎮座しています。
社地を取り囲む様に木々が植えられ、境内の中にも楠が数本元気な姿を見せています。綺麗に整えられた境内右手は明るく遊具が設置され、左は適当な木陰がありベンチが置かれているので、きっと地域の人々の憩いの場ともなっているのでしょう。
入口正面の拝殿前にはとてもユニークな造りの面白狛犬がおり、入母屋造りの拝殿や透かし塀と一間社流造の本殿をお護りしています。又、社殿向かって左には境内社も祀られています。
御祭神:大山祇神、素盞男命、奇稲田姫
祭礼日:2月9日、7月9日、10月9日
境内社:管原神社、白山神社
由緒:大山祇神は滋賀県の国宝日吉大社東本宮本殿に鎮座する神で、大山昨神とも言う。素盞男命は天照大神の弟で、出雲の国斐井川の川上で八俣の大蛇が娘を食べにくるのを退治して助けた奇稲田姫と結婚された。
北吉王丸南中の丸にあり、五百年位前の戦国時代に創建され、約四百年前の永禄7年(1567)頃、大牟田吉祥院創立の先祖大光院秀海が京都の三宝院より免許をもらい日吉宮を守護した。次に明治3三年、神仏分離の命により吉祥院は退き、県社八代宮の兼務となり村社に列せられた。終戦後信教の自由により公より奉幣料や修改築費を出せなくなり吉王丸の氏神となる。

社頭 |
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神社入口と明神鳥居 |
鳥居に掛かる額 |
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境内の様子 |
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拝殿前、勿体ながって?超手抜き?な面白狛犬
阿吽の位置が反対で、眼や鬣は線刻に近い浅い彫りの、素朴な姿をしています。前脚の間は浅い刳り抜きで、吽に至ってはお腹の下の刳り抜きが無く、前脚を伸ばして寝そべっている様な感じがします。プリッとしたお尻に尾の流れた毛がまとわりつき、後ろ脚は殆ど無きが如く細く短く造られています。熊本で時々見かける個性的な狛犬の中でも、ピカ一の存在なのではないでしょうか?
狛犬の拡大写真はこちらで |
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千鳥破風付き入母屋造りの拝殿 |
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透かし塀と一間社流造の本殿 |
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本殿木鼻・狛犬と象 |
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本殿妻彫刻 |
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境内社:管原神社 |
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ご神木・楠 |
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