小熊野神社

宇城市豊野町上郷(平成24年4月5日)

東経130度45分21.87秒、北緯32度36分49.86秒に鎮座。

 この神社は豊野町上郷と豊野町中間の境界付近に鎮座しています。宇城市の南から32号線を北上していると、東を流れる小熊野川近くに一の明神鳥居が見え、鳥居を潜り約200m程南東に参道が続いています。鬱蒼とした森の右に大きな楠が聳えているのが神社で、入口には石段。二の台輪鳥居には「妙見宮」の額が掛かっています。参道途中にいる狛犬を見ながら進むと石段の上に随神門が立っており、中には新旧の随神さん二対がいらっしゃいました。境内に入ると右には参集殿が配され、中央に唐破風付き入母屋造りの拝殿、奥に弊殿と三間社流造の本殿が建立されています。拝殿にはとても綺麗な天井絵が描かれ、本殿には彫刻類が施されています。

 静かで良く守られている感じが伝わる神社ですが、この社に由緒書きは無く詳細は不明です。二の鳥居に「妙見宮」の額が掛かっているので御祭神は北極星と北斗七星を神格化した天之御中主神と国常立尊と思われます。

32号線の東を流れる小熊野川近くに立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額
ここから参道は約200m程南東に続きます。
社頭
神社入口に立つ二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「妙見宮」
参道の様子
参道途中にいる建立年代不明の狛犬
阿吽の位置が反対で、顔はにこやか。スリムで均整のとれた体つきの良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
石段参道
随神門
新旧の随神さん
境内の様子
唐破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
未だとても綺麗な拝殿天井絵
弊殿と三間社流造の本殿
本殿木鼻・狛犬と象

境内社 参集殿

ご神木・大楠
とても綺麗な白い花が咲いていますが、何の樹?