高良八幡宮

宇城市不知火町高良2692(平成24年4月5日)

東経130度40分22.63秒、北緯32度38分47.78秒に鎮座。

 この神社は松橋駅の南約300mに鎮座しています。住宅の間を進むと、入口には「八幡宮」と記された鳥居が立ち、参道左には御旅所。正面の石段左右には大きな銀杏の木が聳え、その手前には末社の小祠や石碑が建立されています。境内に入ると参道左に手水舎、正面に拝殿、透かし塀内に弊殿と本殿が建立されています。何よりも嬉しいのは拝殿前にいる狛犬の存在で、嘉永2年生まれの狛犬はエキゾチックな顔立ちで独特の表現方法が目を惹く、変わった、そして素敵な狛犬でした。

 御祭神:應神天皇、天児屋根命(藤原氏の祖 春日大社より勧請)、住吉三神(表筒男命 中筒男命 底筒男命)
 祭礼日:10月15日
 境内社:三社
 由緒:平安時代中期天延2年中関白藤原道隆により建立されたと伝う
 大正12年には鎮座950年祭を 昭和48年鎮座千年祭をとり行う
 村社として戦前までは例祭には幣帛供進使がつかわされ神楽や神輿行列が催された

神社入口
入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額「八幡宮」
参道の様子
上の境内入口
上の境内の様子
拝殿前、嘉永2年生まれの可愛い狛犬
エキゾチックな顔立ちで、首は胴体から90度横向き、左右共に口は閉じています。左はやや腰を浮かした状態で前脚で踏ん張り、右は前後共に足先が欠損しているので想像しか出来ませんが、前脚の肘から先の状態を見ると、余りお尻を上げない「構え」だったのではないかと思われます。長い筒状の滑らかな胴体で、後に長く流した前髪、大きく盛り上げた渦を持つ鬣や、途中でロールケーキのように巻かれた太く平たい尾等、独特の表現方法が目を惹く、変わった、そして素敵な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永2年(1849)己酉正月建立)
入母屋造りの拝殿
透かし塀内の弊殿と本殿
社殿全景

末社の石祠 末社の石祠
境内社と御神像
日露戦役紀念碑 砲弾
ご神木・銀杏
ご神木
ご神木
ご神木 ご神木