疋野神社

玉名市立願寺460(平成24年4月6日)

東経130度33分16.92秒、北緯32度56分5.27秒に鎮座。

 この神社は165号線・立願寺信号から南に約200m、道路東側に鎮座しています。
 参道入口に立つ大鳥居から約80m程石畳の坂道を上がって行くと、「式内縣社疋野神社」の趣ある社号標が立ち、三百年を経た二の鳥居が建立されています。尚も参道は北に向かい石段の上に未だ新しい三の鳥居が立ち、下の境内は駐車場となっています。社殿の建つ上の境内へは石段で上がり、参道脇には手水舎。正面に入母屋造りの拝殿、奥に流造の本殿が建立されています。又、境内には猿田彦神、遥拝所、厄除鳥居等が点在し、社殿真裏に玉名温泉(旧立願寺温泉)を発見したと伝わる、疋野長者の御神陵があります。

 主祭神:波比岐神、相殿:大年神
 祭礼日: 1月1日 ・ 歳旦祭、1月15日・成人祭、2月初丑日・初丑祭、2月11日・ 紀元祭、2月17日・ 祈年祭、4月1日・長者祭、4月29日 ・ 緑化祭、6月1日・還暦祭、8月1日・大 祓、10月15日・例大祭、11月15日・七五三祭、11月23日・ 新嘗祭、12月23日・ 天長祭、毎月1日、15日・月次祭
 境内社:荒神様他
 由緒:現在の御社殿は、約300年前の延宝6年 藩主細川綱利公の御造営で、総けやきの素木つくりであり神殿の飛龍の彫刻も見事なものです。
 平安時代の国の法律書「延喜式」神明帳 記載のいわゆる式内社であり、県下でも貴重な存在の神社です。(熊本県三社、玉名地方では当神社のみ)また「続日本後紀」記載のいわゆる国史現在社であり、官社列格の年月が明白にされています。(西暦840年7月27日)
 明治初年には県下で真っ先に県社に列格されました(玉名地方では唯一の県社で最高の社格です)
 疋野長者伝説の長者御神陵が社殿の裏にあります 長者の如き幸と福を祈って数多くのご参拝があります。また近くの玉名温泉は、長者発見の出湯と伝えられ、すぐれた泉質と歴史の古さは全国でも有数のものです。
 二の鳥居は肥後藩家老長岡筑後守寄進の三百年を経た石鳥居であり、参道正面の純白の一の大鳥居は国内外数千の人々の奉納で、県下にほこる大鳥居です。また当神社は玉名地方を見はらす高台にあり、春の桜、秋の紅葉も参拝の人々を楽しませてくれます。

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参道入口に立つ一の大鳥居 社号標
参道の様子 社号標
「式内縣社疋野神社」
二の鳥居
肥後藩家老長岡筑後守寄進の三百年を経た石鳥居
二の鳥居後ろにいる昭和43年生まれの狛犬
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(昭和43年(1968)10月建立)
参道の様子
石段参道
境内入り口に立つ三の鳥居 鳥居に掛かる額
境内入り口に縦置きに置かれた狛犬
整った平歯で厳つい顔の、熊本らしい狛犬です。前肢が太く逞しいですね。
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下の境内の様子
石段参道と上の境内入り口
上の境内入り口にいる大正4年生まれの狛犬
上半身が発達していて、獅子紋がしっかり残っています。若々しい感じがする狛犬です。
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(大正4年(1915)6月建立)
上の境内の様子
入母屋造りの拝殿
流造の本殿
本殿妻彫刻・龍

猿田彦神
遥拝所
荒神様 歌碑
厄除鳥居
撫で牛
平成24年絵馬

疋野長者御神陵

ご神木・大楠