万日(まんにち)神社

熊本市西区春日6(平成24年4月7日)

東経130度41分14.45秒、北緯32度46分58.15秒に鎮座。

 この神社は熊本駅の南西約500mに鎮座しています。熊本駅からそれ程遠くない地域に鎮座するこの神社 、すぐ下を通る大きな道路からの車の音が遠くに聞こえますが、意外と静かな雰囲気の中に、境内周囲に咲く桜が良い雰囲気を醸し出していました。
 坂の途中に石垣が組まれ、石段で境内に上がると入口には台輪鳥居。目の前に妻入りの開放的な拝殿・弊殿・本殿が建立され、その周囲を満開の桜が彩っていました。

 御祭神:健速須佐之男命、併神:天児屋根命、誉田別命(応神天皇)、菅原道真公
 祭礼日:10月14日
 由緒:勧請年代は不明ですが、明治12年11月8日、当時の社格制度で村社として認められました。現在は北岡神社が神官を兼務しており、万日地区の人々の信仰を集めています。
 拝殿は二間四方の建物に三尺の回廊がめぐらされています。幣殿は一間四方、神殿は一間四方で二尺の三面廊がついています。
 戦前は10月15日が例祭日で、14日の前夜祭には子供達が太鼓を打ち、15日の神事では氏子達が輪になって座り、その中で座祭りが行なわれていました。昭和48年頃までは、にわかやのど自慢なども行なわれていたようです。現在は毎年10月14日が例祭日です。
(「熊本県地域振興部文化企画課 地域発 ふるさとの自然と文化」より)

社頭
神社入口
境内入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
妻入りの開放的な拝殿
拝殿内の様子 拝殿内に掛かる額
弊殿と流造の本殿

猿田彦大神

境内に咲く桜