戸島神社

熊本市東区戸島本町(平成24年4月7日)

東経130度48分6.24秒、北緯32度48分53.82秒に鎮座。

 この神社は戸島山(標高133m)南側中腹に鎮座しています。参道の入口は235号線に面しており、大正3年天皇の御大典記念に奉納された明神鳥居が建立されています。そこから緩い坂道を行くと石段の参道が境内まで続き、途中に「熊野宮」の額が掲げられた、二の台輪鳥居が建立されています。
 境内に上がると正面に唐破風付き入母屋造りの開放的な拝殿・弊殿・本殿が建立されています。境内左手には戸島山へと続く遊歩道が付けられています。

 御祭神:伊弉那岐命、伊弉那美命、梅若彦命
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、2月11日・建国祭 祈年祭、10月30日・例大祭、11月15日・七五三祭、11月23日・新穀感謝祭
 由緒:創建年月は不詳なるも、かなり古い時代からこの里の鎮守の神として祀られた社である。
 昔は麓の方に鎮座されていたのを、御神託により現在地に遷座したと伝えられる。
 御本社は熊野那智大社である。
(「境内由緒書き」より)

 この神社の創建は不明ですが、国郡一統志(寛文7年)には戸島村権現とありますので、寛文7年以前の創建は間違いないと思われます。祭神は、諸冊二神(イザナギ、イザナミノミコト)と梅若彦神です。 社殿は戸島山南側中腹にあり、氏子は日向下(6町内)・日向上(7町内)です。
 毎年10月30日に祭が行われます。龍田の三ノ宮から神主が来られ、神楽を舞い、氏子は、鯛、大根、人参、米一升を供えていました。現在、神楽は行なわれていません。また、木の枠で灯籠を作って、中にろうそくを立てて、社殿にいくつも飾っていました。
(サイト「熊本県庁 地域発 ふるさとの自然と文化」より)

235号線に面している参道入口
参道入口に立つ一の明神鳥居 鳥居に架かる額
参道の様子
石段参道
中程の石段参道
石段参道途中に立つ二の台輪鳥居「熊野宮」の額
境内へと続く最後の石段参道
境内入口
境内の様子
唐破風付き入母屋造りの開放的な拝殿
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿木鼻・面白狛犬
弊殿と本殿