熊本城稲荷神社

熊本市中央区本丸3-13(平成24年3月27日)

東経130度42分36.11秒、北緯32度48分6.19秒に鎮座。

 この神社は熊本城本丸東側に隣接して鎮座しています。地元では"白髭さん"と呼ばれ、生活守護の神として市民に親しまれているようです。
 入口には一の台輪鳥居が立ち、玉垣も鳥居も稲荷らしく、皆朱で統一されています。鳥居を潜ると右には社務所、左は駐車場となっており、茅の輪の奥には石段。上の境内左右にはお狐様と狛犬が配され、左には綺麗な舞殿が側面を見せて建っています。上の境内入口には二の鳥居が立ち、すぐ奥に彩色が綺麗な唐破風付き拝殿、奥まって流造の本殿が建立されています。拝殿脇を右に入ると「恋愛成就ポスト」と書かれたポストがあり、此処に願い事を書いた手紙を入れると神様に願い事がお届け頂けるような仕組みになっているようです。又左右には境内社が沢山祀られており、どの神様に何をお願いしたらいいのか、迷ってしまうほどでした。
 又、一旦境内を出た北側の駐車場内にも、白髭大明神が祀られています。
 余り広いとはいえない境内に、煌星の如く沢山の神様が祀られる、賑やかな神社でした。

 御祭神:倉稲魂神
 祭礼日:1月1日・元旦祭、1月24日・初地蔵祭、2月初午・初午大祭、旧初午・分霊祭、3月3日・女性の為の厄年祓いの祈願祭、5月5日・男性の為の厄年祓いの祈願祭、6月1日・厄人・厄晴れ祭、6月30日・夏越の大祓祭、7月24日・盆地蔵祭、9月吉日・長寿祭、11月15日・七五三詣、11月23日・秋季例祭、12月吉4日・火焚神事、12月24日・納地蔵祭、12月310日・年越の大祓祭、毎月1日15日・月次祭
 境内社:猿田彦大神、白髭稲荷大明神、白鬚大明神・武光明神、辰巳大明神、子安地蔵尊、雷鳴地蔵尊、緋袍稲荷大明神・白髭稲荷大明神、源作大明神・千代吉大明神・妙海天龍王神、冨士富大明神・天一大明神・白亀大明神、金鱗龍王神、通力大明神、水かけ地蔵尊、慈母観世音菩薩、白玉大明神・玉姫大明神、白菊大明神、貞広大明神・作次郎大明神、白鬚大明神
 由緒:白髭(しらひげ)さんで親しまれている当神社は、加藤清正公が肥後の国主としてご入国 (天正16年・1588年)にあたり、熊本城の守り神として勧請され、以来四百年の歴史の中、正一位の御神格 をもって、世の多くの人々に御神徳(生活守護)を授けておられます。
 さて、当神社の最大の 祭り事は「初午大祭」で、毎年2月の最初の午の日に開催され、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・ 交通安全・芸能学問成就・恋愛成就を願う多くの老若男女で賑わいをみせています。
 このお祭りは、 春の訪れを祝う行事であり、命の根である稲のご神霊がお降りになる日にあたります。特に、この日に 稲荷の神から御神徳を受けて参拝することを「福参り」と呼んでおりますように、稲荷大神は幸せをもたらす 福の神であられます。

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社頭
入口に立つ一の台輪鳥居
下の境内の様子
手水にはこんなに可愛いお狐様が勢揃い
大きな狐さんのお腹の宝珠から御神水が出ています
茅の輪と石段と巫女さんの顔乗せパネル
石段左右にいる大きく彩色の綺麗なお狐様
上の境内入口に立つ二の鳥居
上の境内入口左右にいる大正15年生まれの狛犬
阿は口中に玉を含み、穏やかな動物顔をしています。素敵な前垂れを付けて、とても大事にされ、可愛がられていますね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正15年(1926)4月建立)
彩色が綺麗な唐破風付き拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿

猿田彦大神(開運・交通安全の神) 白髭稲荷大明神
郵便ポストには「恋愛成就ポスト」と書かれ、
神様に願い事がお届け頂けるようです。
猿田彦大神前にいるお狐様
白鬚大明神・武光明神 辰巳大明神(安産の神)
子安地蔵尊(子育ての神) 雷鳴地蔵尊(除災招福之神)
舞殿
境内社入口
「緋袍稲荷大明神」鳥居
緋袍稲荷大明神・白髭稲荷大明神社殿側面と境内
緋袍稲荷大明神・白髭稲荷大明神社殿正面
緋袍稲荷大明神(火伏・学業・芸能の神)社殿 白髭稲荷大明神社殿
源作大明神(五穀豊穣の神)・千代吉大明神・
冨士富大明神・天一大明神・白亀大明神
妙海天龍王神
金鱗龍王神 通力大明神(金運・勝負の神)
水かけ地蔵尊 慈母観世音菩薩
境内社入口
「熊本城稲荷大明神」鳥居
白玉大明神・玉姫大明神(良縁・縁結びの神)、白菊大明神(商売繁昌の神)社殿
貞広大明神・作次郎大明神(土木・建築の神)
貞広大明神・貞次郎大明神を護る華麗なる瓦材狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで

神社北、駐車場内に立つ「白鬚大明神(生活守護の神)」鳥居
駐車場奥に祀られる白鬚大明神(生活守護の神)拝殿
白鬚大明神拝殿内の様子
白鬚大明神神使い・お狐様
白鬚大明神本殿石祠