加恵須賀神社

菊池市七城町加恵292(平成24年4月6日)

東経130度45分06.50秒、北緯32度57分52.81秒に鎮座。

 この神社は菊池川と迫間川に挟まれた静かな田園地帯に鎮座しています。
 低い石塀で区切られた社地内は、道路から全て見渡せる開放感溢れる神社で、「須賀神社」の額が掛かる鳥居を潜るとすぐに大正12年生まれの大きな目をした狛犬がおり、右手に手水舎、左に水鉢が配されています。「八幡宮」「須賀神社」「諏訪神社」の額が掛かる入母屋造りの開放的な拝殿前にも一対の狛犬が居り、透かし塀内の本殿と共に二つの社殿を警護しています。その他境内には「加恵三社合併之碑」や猿田彦大神等石碑が数基置かれています。

 御祭神:素盞鳴尊、誉田別命、建御名方之大神、八坂刀賣之大神
 由緒:多分、明治時代の事と思いますが、須賀神社に当時加恵村内に鎮座していた菊池家二代経隆公が建立した八幡宮、諏訪神社二社が合祀されたものと思われます。しかし、拝殿内に諏訪神社の由緒沿革が記されていたのみで、須賀神社・八幡宮の由緒沿革は不明です。

諏訪神社
 祭神:建御名方之大神、八坂刀賣之大神
 勧請:第51代平城天皇の大同4年月日不詳 信濃国諏訪上下の宮を勧請す 自大同4年至大正12年一千一百十五年なり
 祭日:春祭・3月27日、本祭・9月27日、月次祭・毎月27日、祈願祭・毎月1日 15日

社頭
入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額「須賀神社」
境内の様子
境内入口に居る大正12年生まれの狛犬
大きな垂れ耳に大きな目、耳の傍まで開いた大きな口、顔の部分的な造作一つ一つが、派手で目立つ狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正12年(1923)4月18日建立)
参道の様子
拝殿前、昭和10年生まれの狛犬
均整のとれた体つきと思慮深そうな顔つきの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和10年(1935)12月吉日建立)
入母屋造りの開放的な拝殿
拝殿内の様子
拝殿内に掛かる三社の額
「八幡宮」「須賀神社」「諏訪神社」
透かし塀と本殿
本殿木鼻・狛犬と象

石碑二基 猿田彦大神
「加恵三社合併之碑」と「諏訪宮」の額 「神殿修復拝殿新築」碑