菊池郡大津町下町180(平成24年4月4日)
東経130度51分45.61秒、北緯32度51分12.32秒に鎮座。
この神社は白川の右岸、202号線・大津町下町信号から南に入り約100mで右手に鎮座しています。道路に傾き枝が張りだした銀杏の気根が垂れ下がる様が面白く、その他境内左右にはムクノキ、エノキの巨樹も目立ちます。
入口には石段が数段、社額が掛かった台輪鳥居を潜ると、余り熊本らしくない楽しそうな雰囲気の狛犬が出迎えてくれます。境内は明るく清々しく、中央奥に開放的な拝殿、彫刻が素敵な流造の本殿が建立されています。又、社殿左右には境内社や石碑が建立されています。
由緒などの案内はありませんが、御祭神は大山咋神・大物主神と思われます。
大津町教育委員会 のサイトには次のように紹介されています。
集落のほぼ中央にあります。氏子は大津町では下町、灰塚、それに菊陽町の上中代、出分、中代、津留、川久保に広がっています。下町は東、西、北の3組がそれぞれ2組ずつに分かれ、6つの宮座組になっています。
春の祭りは4月初めの申の日の「申祭り」です。各家から神社に集まって神事を行います。次の座元を決めたあとに大杯の酒での接頭渡しをして、その杯は参加した者全部にまわされます。直会が終わると新座元は御幣を受けて帰ります。
秋祭りは11月23日。この祭りでも申祭りと同じように別の新座元を決めるのが他の地区と異なります。昭和58年には50年ごとの年季際が催され、神幸には稚児行列、婦人たちの手踊り、それに地元出身の力士不知火光右ヱ門土俵入りの造りものの山車などが出て賑わいました。
社頭 |
神社入口 |
入口に立つ台輪鳥居 | 鳥居に掛かる額 |
境内入口にいる大正10年生まれの狛犬 熊本の狛犬は、四角い武張った顔つきという印象があったのですが、この狛犬は潰れた横広の顔つきをしており、とても楽しそうな雰囲気を醸し出しています。垂れ下がった鍾乳石の様な顎髭や頭上の穴が特徴的です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(大正10年(1921)9月20日建立) |
境内の様子 | |
開放的な拝殿 | |
拝殿内の様子 | |
優美な彫刻が素晴らしい流造の本殿 | |
手挟と木鼻 | |
龍頭が飛び出した精緻で立体的な妻彫刻 | |
境内社 |
猿田毘古大神 | 石碑 |
御神木・イチョウ 樹高・30m、目通り幹囲・5.0m、推定樹齢・300年以上 |
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御神木・ムクノキ 樹高・30m、目通り幹囲・5.6m、推定樹齢・300年以上 |
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御神木・エノキ 目通り幹囲・4.45m |
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